開院前後に必要な各種の届出

開院にあたっては、医療法の開設許可、健康保険法の保険医療機関指定申請、保険医登録、被爆、更正医療、母子、公害、麻薬など、さまざまな届け出があります。 また都道府県によって手続き内容が異なる場合もあるので注意が必要です。 届け出をする窓口に問い合わせ、必要な書類や記入方法、書類申請の締切日などをしっかり確認しましょう。 なお、この申請がわかっていないコンサルタントもいますので、依頼する際にきちんと確認しておきましょう。実際に、コンサルタントの言うとおりにして届け出がスムーズにいかず、開院日を延長せざるを得なくなり、当社に相談に来られた先生もいました。 知識も経験もなく「医療コンサルタント」を名乗る人間もいます。 このようなコンサルタントに捕まってしまうと、届け出だけで労力を浪費し、予定も大幅に遅れてしまうことになります。 クリニック開業の書類の届け出先は、主に厚生局と保健所ですが、事業を開始するという側面からは、税法上の届け出や職員の社会保険関係の届け出などがあります。 最初からＭＳ法人を立ち上げている場合は、法人設立の手続きも加わります。