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開業準備に入る前に | ![]() |
開業にあたって開業支援コンサルタントの使い方について前回お話しました。 補足しますと、その報酬については、医業経営コンサルタント協会が出している報酬基準額を参考にしながら、実態的な作業量で報酬総額を算出されるといいと思います。 開業を決意された時に、開業準備を推進していく体制と開業時期については、きちんとしたプランが必要です。 本人だけで推進していけないこともないですが、奥様やコンサルタントがいれば随分違ってきます。 たまに事務長候補者と一緒に推進していこうとされる先生がいらっしゃいますが、クリニックレベルの開業では事務長は雇用できません。あとからトラブルのもとになりますので、ご注意ください。 開業時期の設定は、現在の勤務先を退職する時期と、開業に最適な時期、それから準備に要する時間を考慮して設定していくことが大事です。 開業を決定したら どのような診療を展開したいのか、アイデンティティの確立が必要です。 先生自身が開業にあたって持っている「夢」と、自分自身の技術、かかわろうとしている地域、建築などのハードに関する構想などを総合的にまとめる必要があります。 医療現場にいた経験のないコンサルタントは、この医療構想に関する想像力や能力に問題が出てきます。 展開しようとする医療に関して、きちんとしたイメージが持てずに走り出すと、その後の判断がぶれてしまいます。 ロケーション・資金調達・建築・人事・医療機器購買などなど、判断基準をもたないままでは厳しいものがあります。
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