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失敗しないための人事・採用(2) | ![]() |
当社の場合、面接ではコンサルタントが司会進行をつとめます。主要な質問をし、回答を得たうえで先生からの質問に移ります。 ■ 事務職員の面接 ・採用基準 @来院した人にさわやかな印象を与えるかどうか A医療事務に対する習熟度 ・判断材料 <新卒の場合> 資質や能力と印象で判断 <経験者の場合> 医事職員が持つ独特の癖がないかどうか 転職回数と転職理由 医療事務の仕事は、わからないことが多いからかもしれませんが任せきりが多いようです。チェックが効かないと勝手に仕切る人が出てきてしまい、人間関係が悪化します。ベテラン医事職員がよくこういった事態に陥りますので、先生が修復しようとしても大変な労力を要します。「経験者だから」というだけの判断での採用は、開業後の運営に重大な支障をきたす場合がありますので、くれぐれも注意してください。 ■ 看護師の面接 ・採用基準 クリニックの診療内容に合う看護ができるかどうか ・判断材料 職歴の確認。勤務先を転々としている人は要注意 看護師のレベルはそれこそ“ピンキリ”です。質疑応答の中で、それぞれの人の能力や姿勢の差をつかんでいくことが大事です。 採用に関しては、事務職員も看護職員も、内定候補者の中から、まずリーダーを確定させ、その人と性格的に合う、補助する役割の人を決定していきます。この組み合わせを間違えると、現場を仕切る人間が複数いるなど、開業後、職場の人間関係がおかしくなります。
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