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開業準備 | ![]() |
開業準備に入って最初に着手することは、開業候補地探しです。 開業候補地の選択には、さまざまなポイントがあります。 地価と広さ、市場性、通勤の利便性、地縁・血縁、患者の受療動向、競争医療機関の存在、それから物件内容(土地購入・借地権・賃貸などの区分)などです。 地価と広さ 土地購入の場合、地価と広さについては大切なポイントです。 自己所有で組み立てるとき、土地の購入金額の枠は5千万円までで設定しています。 これは事業資金計画で、それ以上になると収支計画に無理が生じ始めるからです。 潤沢な自己資金があれば別ですが、借り入れを主体にして資金計画を立てる場合、5千万円までを目安にします。 この金額の範囲で必要とする機能が確保できるかどうかを検討します。 坪単価が50万円以上の場合、機能上必要な広さを確保できませんので購入して事業をやっていくことは出来ません。借地権や賃貸など別な方法をとらざるを得ません。 広さについては、診療科と診療内容によって組み立てが違いますので一概には言えませんが、整形外科などは広いスペースが必要です。 また駐車スペースをどう確保するのかもポイントになります。 なお当社では、自己所有が可能であれば、それを勧めています。 なぜなら事業を始めて、借り入れ返済に充てる金額と賃貸金額に差があまりないからです。
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