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患者さんを増やすということ(4) | ![]() |
従業員と院長先生との関係は、患者数に影響します。 院長先生の従業員への対応の仕方の基本についてお話します。 ■従業員はコ・メディカルスタッフです 一昔前は、院長先生が従業員にむかって「判断や決定は俺がする。君たちは指示通りに動いていればいい」といってすむ時代がありました。 しかし今は従業員のそれぞれの人格を尊重し、その気にさせて働いてもらうような管理手法が主流になっています。 いわゆるパラ・メディカルからコ・メディカルへの変化です。 従業員のもつ資質や能力を十分引き出し、患者さんに対応させることが出来れば、おのずと患者さんは増えてきます。 院長先生が従業員を手足としてしか扱わなければ、能力のある人ほど後ろ向きの働き方になります。 従業員は先生の手足ではなく、分身として対応してください。 そう考えると分身は優秀なほどいいことになります。 ■従業員採用にあたって 新規開業のとき、先生が勤務していた病院のスタッフを採用される場合があります。 その場合の問題点を指摘しておきます。 @その人が優秀かどうか比較チェックがされにくい A先生との個人的な関係を新しいクリニックに持ち込まれる B従来の病院での待遇を持ち込まれる C他の従業員のやる気を削ぐ などです。 また、採用面接を実施する場合、面接者は複数で行い、日を分けずに同時にしたほうが比較しやすいようです。 ■従業員の待遇は? 同一地域、同一職種の平均賃金からスタートしては如何でしょうか。 待遇をよくしてあげたいと思われるなら、まずは勤務時間など短縮されたほうがいいようです。 クリニックの場合、夜勤などがないことに魅力を感じて応募してきますので、その特徴を活かすことが大事だと思います。 次回は購買管理についてお話します。
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